成長によって変わること

中学生とき、国語の教科書で横光利一の『蠅』という文学を学んだ。様々な事情を抱える人々を載せた馬車が崖から転落し、一緒にいた蠅だけが飛んでいくという内容だったと記憶している。当時、何を伝えたいのかさっぱりわからなかったが、中学生の自分には衝撃的な内容で、いまだに良く覚えている。なぜ、この話を中学生に教えようとしたのかは未だによくわからないが、記憶に残るのものであったことは間違いない。

ただ、年を重ねるに連れて、生と死、社会の仕組み、ヒエラルキー、バタフライ効果など多くのことを学んで少しずつその背景は理解できるようになった。

いままで多くの書籍を読んできたが、その内容をどのように理解するかは、読んだ時点の自分によって大きく変わると感じている。

同じように、自分自身の成長によって、今まで正しいと思ってきたことが、必ずしもそうではないと思うようになったり、間違っていると思っていたことが、必ずしもそうではないと思うようになるものだ。

(つづく)

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